女性部の広場
農業の役割を考える
~次世代へつなぐ食と農~
意見発表をする樋口さん
JA県女性組織協議会(細田かずゑ会長)主催による「食と農を考える集い」が、2月15日、県JA会館で開かれ、JA女性部員ら250人が参加しました。
集いでは、日本学校農業クラブ全国大会に出場し、最優秀賞を受賞した富山県立中央農業高等学校の樋口霧花さんが「ひとつしかない地球のために~Think Globally, Act Locally~」と題して意見発表をされました。樋口さんは米ぬかと生ゴミ堆肥を利用したエコ・ペレットを作製。そのエコ・ペレットは化学肥料や農薬を使わない有機農業に十分な除草効果をもたらすという実験結果が出ています。樋口さんは「地球レベルで考え、地域レベルで行動しよう」というメッセージを発信していきたいと話し、参加者は感心して話に聞き入っていました。
また、シネマ『アンダンテ~稲の旋律~』も上映され、映画を通して日本の食と農の問題に言及するとともに、美しい田園風景に癒されました。
●おふくろの味を伝承
富山県農山漁村男女共同参画チャレンジフォーラムが、2月20日、富山県民会館で開かれました。フォーラムでは、企業組合ファームまぁま喜ね舎の代表理事の松田千鶴子さんが「次世代へ、今つなぐ、おふくろの味」と題して基調講演をされました。松田さんは、「食の安全・安心」、「地産地消」と「地元の味の伝承」を目的にJA女性部の加工部門を法人化されました。会場では加工品の試食もあり、一番人気のおはぎの作り方のコツも話して下さいました。
基調講演をする松田さん
●いつまでも安心して暮らせる地域へ
基調講演をする全中の山本審査役
第15回「地域協同」推進シンポジウム(JAホームヘルパー交流集会併催)が2月17日、県JA会館で開かれました。
JA助け合い組織や生協、介護福祉設職員、市町村役職員ら関係者約180名が参加。安心して暮らせる地域ネットワーク再生へ情報交換を行いました。