農作業メモ

平成29年産米生産数量目標配分決まる
 1月23日に「黒部市農業再生協議会臨時総会」が開催され、29年産米生産数量目標の各地区への配分が決定しました。

●国→富山県への生産数量目標
 国は、平成29年産米の生産数量目標を、昨年より8万トン少ない約735万トンと示しました。富山県へは、18万1,695トン(前年対比で1,977トン、約1%の減少)が示されました。
県→黒部市への生産数量目標 
 県の生産数量目標が減少したことに伴い、黒部市の生産数量目標は昨年実績より約95トン少ない8,695 .382トンとなりました。(表①)この減少分を面積に換算すると約17ヘクタールとなります。
市内各地区への配分
 市内各地区への配分については黒部市農業再生協議会で協議され、1月23日の臨時総会で正式に決定しました。



また、1月24日には代表生産組合長会議が開催され、各地区の生産数量目標配分の内容が示されました。(表②)


基 準 単 収
 国・県・市が示す生産数量目標は、販売米や自家飯米.縁故米など(=作ってもよい米)を合わせた数値で表されていますが、各地区.各生産者へ実際に配分するときには、数量だけではなく、数量を基準単収で割り返した面積もあわせて示されます。キロやトンなどの数量だけではわかりにくいため、面積(アール)でも配分されます。
 このため、基準単収(10アールあたりの収量)をいくらに設定するかで、作付目標面積(水稲を植えつけてもいい上限面積)も変動しますが、黒部市ではこれまで同様、農業共済組合の水稲共済基準単収をもとに、見直しをかけた基準単収(表③)を使うこととなりました。
 この基準単収で生産数量目標を割り返すと、約1,5 9 3 ヘクタールで、転作率37.4%(前年当初36.6%)となりました。


平成30年産米以降の生産数量目標の配分について
 国が各都道府県へ生産数量目標を配分するのは今回が最後となります。
 しかしながら、米の生産過剰による米価下落のリスクを軽減するため、平成30年産米からは、国が提示する都道府県別の需要動向をもとに、富山県農業再生協議会が県内の生産数量目標を設定し、各市町村の農業再生協議会へ生産数量目標を提示することとなります。
 黒部市農業再生協議会と当組合では、県農業再生協議会が提示する生産数量目標や地域の実情を踏まえ、自らの「米の生産数量目標」を設定することとなります。










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「みずほ」 No.513
平成29年2月
発行:黒部市農業協同組合
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