ストップ!TPP

第9回 「世界の飢餓・環境等に与える影響」

 12月7日からシンガポールで環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合において、目標としていた交渉の年内妥結を断念する結果となりました。参加した西村内閣府副大臣は記者団に対し「(関税を巡る日米の)隔たりは縮まっていない。全体のルール(作り)も課題が残っている」と話しています。

●TPPに参加することにより、わが国の食料輸入が拡大すると、経済力の劣る途上国の食料調達が滞ったり、食料価格の高騰を招き、日本の食料自給率の低下は、世界の飢餓や食料不足をさらに拡大させる可能性があります。
●世界人口の増加や人々の食生活の向上により、肉類、乳製品の消費が増大していることやバイオ燃料の生産拡大等により、穀物需要は増加傾向にある一方、農地や水は限られており、食料生産の拡大が需要の増大に追いつけなくなりつつあります。
●食料を生産するために新たな耕地開発が発生し、世界の生物多様性に悪影響を及ぼします。
●過度に輸入に依存することは、食料安全保障の観点からも危険です。



















ページのトップへ戻る

JAからのお知らせ











「みずほ」 No.475
平成25年12月
発行:黒部農業協同組合
〒938-0042
富山県黒部市天神新210-1
TEL(0765)54-2050
FAX(0765)54-4334
編集:みずほ編集委員会