MONTHLY トピックス

農作業から〝食〟のありがたみを学ぶ
 管内小学校で稲刈り体験

見事な黄金色の稲に育ちました
(上・下:東布施小)



 農業への理解を深めてもらおうとJAくろべ青壮年部(宮﨑伸雄部長)は、9月3日から管内の小学校で体験学習田の稲刈りを行いました。
 刈り取りは、コンバインがなかった時代の農作業を体験してみようと、鎌による手刈りを実施。児童は、協力農家やJA営農指導員から刈り方のコツや稲の結束の仕方などの説明を受け、「ザクッ、ザクッ」という感触を楽しみながら、上手くできないもどかしさも感じつつ、作業をすすめていきました。
 若栗小学校と前沢小学校では、刈り取り後、ワラを使って「稲の結束」にも挑戦。ベテラン農家の技をお手本に、児童は苦戦しながら何度もチャレンジしていました。
 東布施小学校は来年で閉校となるため、福寿会や女性部が中心となり毎年続けてきた体験学習田は今年が最後。子どもたちは、今まで過ごしてきた小学校への思いを胸に、稲刈りを楽しみました。
 また、バケツ稲作を実施した荻生小学校では、脱穀やもみすりも手作業で行いました。
 9月初めは雨が続き、ぬかるんだほ場での刈り取りとなり、途中、暑さや中腰で行う作業に疲れを見せる児童の姿もありましたが、食と農を知るための貴重な体験になったようでした。
 刈り取った稲はその場でコンバインで脱穀。児童は、稲を手渡ししながら激しく稼動するコンバインを興味深く眺めていました。
 今後、各小学校では、収穫した米などを使った収穫祭を行う予定で、自分たちで田植えから刈り取りまで世話したお米の味は、忘れられないものになることでしょう。
 
こんなに立派になりました(中央小)
 


勇ましく松明担ぐ
 愛本新用水天満宮松明祭

高さ4メートル、重さ400キロ
もある巨大たいまつ
 市指定の無形民俗文化財「愛本新用水天満宮松明祭」が10月5日に行われ、地元の男衆が巨大な2本のたいまつを担ぎ、農道を練り歩きました。
 この行事は、江戸時代、水不足に苦しむ愛本新に用水が引かれたことを喜び、村人がたいまつをかざして水を出迎えたのが始まりとされています。
 「どっこい、どっこい」の力強い掛け声とともに、たいまつを六百㍍先の天満宮まで運び、台地を潤す用水に感謝しました。




黒部が連続で最高賞
 富山県畜産共進会

農林水産大臣賞に輝いた
新村さん
  平成25年度富山県畜産共進会(豚の部)が9月13日、富山食肉総合センターで開催され、有限会社シンムラの新村嘉久さん(大布施)が最高賞の農林水産大臣賞に選ばれました。
 これは、年に一度生産者の肥育技術の向上や品質改善等を目的に開催されており、今年度は県内の生産者から約百組(200頭)が出品されました。
 今回で3年連続黒部の生産者が最高賞を受賞。有限会社シンムラは二度目の受賞となりました。
 また、2位の北陸農政局長賞に南進さん(荻生)が選ばれました。




新しい〝新川牧場〟へ
 新川育成牧場組合と(社)新川畜産公社が解散

 これまで新川育成牧場を管理運営してきた新川育成牧場組合と(社)新川畜産公社が9月30日、解散しました。また今後は、黒部市が牧場の経営を引き継いでいくことに決定しました。








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JAからのお知らせ






「みずほ」 No.473
平成25年10月
発行:黒部農業協同組合
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編集:みずほ編集委員会