農作業メモ

平成26年産コシヒカリ
1等米比率93.0%
 (JAくろべ管内11月17日現在)
●気象経過
 今年の稲作期間の気象経過は、5月~6月の平均気温はかなり高く、7月上旬、下旬もやや高くなりました。
 降水量は5月~6月はかなり少なく、7月19日~20日は記録的な大雨となりました。8月は、台風の影響もあり降水量が多くなりました。
 日射量は5月~7月までは多く、8月は少なくなりました。
 コシヒカリの出穂期は平年より2日早い8月2日で成熟期は平年並みの9月13日頃となりました。
●作況および品質結果
 富山県における平成26年度の水稲の作柄は作況指数101(年並み)、10aあたりの収量は541㎏となりました。県内の1等米比率(10月末現在)はコシヒカリで95.9%、てんたかくで88.4%、てんこもりで94.8%でした。当JA管内では11月17日現在でコシヒカリ93.0%、てんたかく87.2%、てんこもり93.4%となりました。
 今年の米の品質は、栽植株数の確保、中干しの管理など日頃の栽培管理の徹底によって適正な穂数や籾殻となり、登熟期間の気温は昨年のように異常高温条件にはならず適度であったことから、品質は良好となりました。

●次年度に向けて
 本年産では田植え時期が遅いほど白未熟粒の発生は少なく、整粒歩合も良かったという結果になり、次年度においてもコシヒカリの品質を高位安定化させるために8月5日以降の出穂を目標として5月15日を中心とした田植えに取り組みましょう。出穂期が早い場合に整粒歩合が低い傾向がありますので、早生・晩生品種の導入や直播栽培を導入するなど作期を分散し、コシヒカリの出穂期の繰り下げや適期刈取りの徹底に努めましょう。
 また、秋耕による稲わらの腐熟促進と深耕による作土層の拡大を図りましょう。作土が深い程、基・背白粒比率が低くなり整粒歩合も高まる傾向にあります。現状+3㎝を目標に深耕し、あわせて土壌改良資材や有機物の施用を徹底しましょう。



ページのトップへ戻る

JAからのお知らせ






「みずほ」 No.487
平成26年12月
発行:黒部農業協同組合
〒938-0042
富山県黒部市天神新210-1
TEL(0765)54-2050
FAX(0765)54-4334
編集:みずほ編集委員会