MONTHLY トピックス
農業者の所得増大と地域の活性化をJA富山県大会で3カ年の取組み方針を決議
富山県農業協同組合中央会と県JAグループ主催の「第46回JA富山県大会」が、11月18日にとやま自遊館ホール(富山市湊入船町)で開催されました。県内の農家やJA関係者約700名が集まり、当組合からは役職員のほか青壮年部・女性部の代表が参加しました。
大会では、2016年以降3年間のJAグループの取組み方針を審議し、農業者の所得増大や地域活性化等を目標とする大会議案「元気な富山県農業の創造とJA自己改革の実践」を決議しました。
また、10月に大筋合意した環太平洋連携協定(TPP)について、国民にその内容を公表すること、国民生活に与える影響を検証し農業・農村を守るため万全な対策をとるよう求める等、TPP対策運動の継続に関する特別決議を採択しました。
今大会では、農業振興の実践に功績が認められたJAや優良生産者に対する表彰式が行われ、管内からは、幸林晋さん(大布施)、農事組合法人犬山営農組合(石田)、黒部市果樹振興会(黒部市)が表彰されました。
更なる農業振興を目指す
黒部市へ要望書を提出
左から平野専務、福島組合長、堀内黒部市長、村井理事
当組合は11月20日、合併後の事業計画策定に合わせ、管内の農業振興に関する要望書を黒部市長へ提出しました。
要望書の内容は、白ねぎ選別施設の拡充と保冷庫の取得、生籾を計測する食味分析器の助成に関する支援等、6項目です。
今年も太く上出来
白ねぎの出荷最盛期
白ねぎ選別施設では11月、白ねぎの出荷最盛期を迎え、12月に入った現在も作業が続いています。
ねぎ(ねぎたん・白ねぎ)は、管内の1億円産地づくり戦略品目に指定されており、年々面積・生産量が拡大しています。
白ねぎは、柔らかくてみずみずしく、甘みがあるのが特徴です。名古屋方面に出荷しているほか、市内の学校給食にも多く使われています。今年は約190トンの出荷を予定しており、収穫は雪が積もるまで続きます。
機械で選別後、丁寧に箱詰め
山の幸を堪能
布施谷まつり
今年で18回目を迎える「布施谷まつり」が11月8日、東布施トレーニングセンターで行われました。このまつりは、東布施地区(旧田籾小学校下)の4集落で組織する「布施谷ふるさと活性化委員会」(山本達雄会長)が毎年開催しており、地域の活性化や、特産物を広く知ってもらうことを目的としています。平成22年からは地域の活動を学んでもらおうと、金沢大学からインターンシップ(就業体験学習)として学生を受け入れており、今年のまつりには4名が参加しました。
会場では、地元で採れた新鮮な野菜や山菜等たくさんの特産品が並び、メインである「シシ鍋」も販売。来場者は「地元で採れた新鮮な山の幸を味わえるのは幸せ」と温かい鍋を美味しそうに食べていました。 また、「よもぎそば」やつきたての「よもぎ餅」も人気を集めていました。
つきたての「よもぎ餅」は今年も大人気
野菜と猪肉が入った鍋はボリューム満点
良質なりんごに成長
りんご園の巡回
黒部市果樹振興会では11月5日、管内のりんご園を巡回し、品質や収穫時期を確認しました。
今年は、5月と7月の日照時間が多く、生育が順調に進んだため、早生品種は平年よりも収穫時期が早くなり、中生品種以降はほぼ平年並みとなっています。
各圃場とも生育状況は良好で、糖度や品質の良い美味しいりんごに育っています。
収穫まで大切に育てています