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「地域の農業」は「地域のみんな」で守る!「農事組合法人前山」設立
黒部市前沢の前山公民館で12月20日、「農事組合法人前山」の設立総会を開催しました。
集落営農組織が設立と同時に法人化したのは、市内では初めてです。
農事組合法人前山は、組合員の農業生産を協業化し、生産性の向上や共同の利益増進を図ることを目的に24戸が参加(耕地面積は30・0ヘクタール)。今後も面積の増加が見込まれます。
総会には組合員のほか、村井市議会議員や黒部市、新川農林振興センター、当組合の役職員等32名が出席しました。
前山地区では、農家の高齢化や後継者不足等の問題を抱え、昨年2月に〝今後の地域農業のあり方〟について組合員にアンケートをとり、この結果をもとに4月には、前山地区営農組織化検討委員会が発足し、近隣の農事組合法人の視察や組合員への説明等、協議を繰り返し、この日の設立を迎えました。
代表理事に就任した前本保さんは「健全経営と後継者育成を柱に、みんなと地域の農業を守っていきたい」と抱負を述べられました。
設立総会の出席者
最新の施設から学ぶ
合同視察研修会
黒部地区農作業受託者協議会と当組合青壮年部、黒部市農業者協議会が合同で12月8日・9日、視察研修を行いました。
この研修は、農業生産技術力の向上と農業経営の改善を目的に毎年開催しており、今年は会員や市の職員、JA職員34名が新潟県の㈲グリーンズプラント巻まきとJA北魚沼を視察しました。
有限会社グリーンズプラント巻まきでは、みつばやハーブ等の水耕栽培を視察し、播種から出荷までの流れを視察しました。
J A 北魚沼では、利雪型米穀低温貯蔵施設を見学し、雪の冷風を利用した最新の農業倉庫やGAP部会の取組みについて説明を受けました。参加者は、電動ラックで指定された米をいつでも出荷できる仕組みや、1等米をさらに3つに区分して出荷し販売価格に差をつける方法等に興味を示していました。
合同視察研修会の参加者
販売拡大に向けて
「白ねぎ・ねぎたん」導入推進研修会
「白ねぎ・ねぎたん」導入推進研修会が12月11日、富山県農協会館で開催され、県内の生産者やJA職員、県関係者等約30名が参加しました。
富山しろねぎブランド向上推進協議会では、当組合とJAアルプスを「富山しろねぎ機械化プロジェクト」のモデルJAに位置付けており、この日は優良事例として、農事組合法人浦山12区の岡田幸満代表理事が「機械化1貫体系による白ねぎ大規模導入の取組み」と題して取組み状況を発表されました。
また、現在の販売状況が報告されたほか、今後の方針や新たな取組みについても研修し、ブランド力の向上のため「富山しろねぎ」の販売拡大と、生産・販売成果を県全体で共有し計画的かつ安定的な出荷をめざすことを確認しました。
農事組合法人浦山12区 岡田代表理事
非常時の対応訓練
自衛消防訓練・防犯訓練
カトレアホールやすらぎでは12月4日、地震による火災を想定した自衛消防訓練を行いました。
この訓練では、会葬者の安全を第1に避難誘導の手順を確認したほか、消火器を使った消火訓練を行い、地震や火災が発生した際、適切に行動できるよう確認しました。
また、東部支店では11日、防犯訓練を行いました。
この訓練では、黒部警察署員扮する強盗が店内に入り、手持ちのバッグに現金を入れるよう要求。職員は落ち着いて行動することを心がけながら、防犯装置による通報等非常時の対応を実際に行いました。また、近頃多発している「なりすまし詐欺」を想定した訓練も行いました。
自衛消防訓練の様子 防犯訓練の様子