年頭のご挨拶
JAくろべ女性部
部長髙本 一恵
新春のお慶びを申し上げます。今年もよろしくお願い致します。
昨年は皆様と共に楽しい活動をさせていただきました。新幹線の開通、心に残る思い出が沢山ありました。
12月8日から12日までの皇居勤労奉仕団37名の皇居での清掃は素晴らしいものでした。1日目は賢所、お田植田、宮殿、長和殿の中庭の清掃でした。長和殿は、お正月に参賀の人達にベランダから手をふられる所です。2日目は、もみじが美しい園遊会が開かれる赤坂御用地での清掃、3日目には皇太子殿下との御会釈があり、6団体を代表して万歳3唱をしました。そして4日目は天皇皇后両陛下の御会釈の日です。6団体の団長の前に来られて私達の活動を聞かれます。天皇陛下はくろべ奉仕団の前に立たれました。にこやかで気品に満ちた笑顔に圧倒されそうになりました。そして「黒部は、雪はどうですか?」と聞かれました。私は一瞬、天皇陛下は私たちが黒部の山奥から来たと思っていらっしゃるのではと思い、「私達が住んでいるのは黒4ダムが上流にあり、黒部川の下流の海に近いところです。年に2回ほど雪すかしをします。」と答えて、陛下の顔を見ましたら、「2階まで雪が積もるのですか?」と聞かれましたので、「いえいえ、そうではありません。」と答えると、6団体の皆さん、お付きの方々も自然と笑顔になりました。天皇陛下は耳が遠くていらっしゃいますから大きな声でと言われていましたのに申し訳なく思い、私はあわてて「YKK、吉田工業のあるところです。」と申しました。美智子様は「ジップの会社ですね。」と話し、天皇陛下は「まだ会社はありますか?」と聞かれました。「はい、大変大きな会社になっております。」と答えると、天皇陛下が「初めての旅行で行ったね。」と美智子様の方をやさしくご覧になりました。
「私たちの活動は、地産地消の1環として、子供たちに安心安全な食材を学校給食に提供するため、菜の花をまいたり、玉ねぎを植えております。」と申しますと、「種をまくのですか?」と聞かれ、私は「そうです。小さな種を子供達とまきます。一冬すぎるとおいしいおひたしになり、学校給食に出荷します。そして30メートルののりまきを作ります。」と答えました。美智子様は「あの海苔を繋ぎ合わせるのですか?」と聞かれましたので、「長いロール海苔があります。その上にご飯、なばなをのせます。」と答えました。美智子様は「すはどうするのですか?」と聞かれました。私は「長いさらしをひきます。」と答えました。美智子様は「かんぴょうも入れるのですね?」と聞かれ、私が「はい、そうです。」と答えたあとに、「のりまきは切れないのですか?」と聞かれましたので、私は「切れてしまう時もありますが、海苔で巻いて直します。そして、作ったのりまきを菜の花畑で食べます。」と答えました。美智子様は「菜の花の歌もありましたね。環境美化にもなりますね。」と話されました。
私たちは「天皇陛下、美智子様の健康を1番大事に思っております。」と申しますと、美智子様は「ありがとう。それが1番ありがたく、うれしく思います。」と話され、天皇陛下は「では皆さんお元気で。」と話されると、私たちの前から玄関の方へ歩いて行かれました。
小雨の空だったのが、太陽が照って青空になりました。美智子様は「晴れましたね。」と話され、2人は車へ向かい、私達に手をふられました。私達奉仕団は感動・感激に包まれて涙しました。
つたない文章で申し訳ありませんが、だいたいありのままに書きました。
皇太子殿下の御会釈はこの次にでも。
今年も良い年でありますよう祈って、年始のご挨拶とさせていただきます。
皇居清掃に行きました
お家を華やかにJAくろべ女性大学
12月14日に、第3回女性大学が開催され16名の学級生が参加しました。
今回は日本フラワーデザイナー協会本部講師の吉川昌子さんの指導のもと、クリスマスのフラワーアレンジメントに挑戦しました。中央にキャンドルを配置し、カスミソウで雪をイメージするなどクリスマスらしいアレンジになりました。また、クリスマスアレンジからひと工夫加え、お正月にも飾ることができるアレンジの仕方も教わりました。
真剣に活動する参加者
お正月にもう一品
12月15日から18日にかけて「おせち料理教室」が、石田、前沢、村椿、浦山、若栗の5会場で開催されました。
今回は、家の光12月号を参考に、「根菜のユズ酢昆布和え」「鶏肉のドラムスティックマーマレード煮」などを実習しました。
参加者は、「簡単にできるものばかりだったので、家族にも作ってあげたい」と話していました。
美味しいおせちができました