新年のごあいさつ
地域に根ざした事業の展開を!代表理事組合長 福島 孝
新年あけましておめでとうございます。ご家族お揃いで新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また、平素から農協事業にご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年は、消費税増税前の駈込み需要があったものの、増税後には個人消費が落込み、住宅投資や設備投資においても減少しました。しかし、本年の経済見通しでは、個人消費は堅調に推移し雇用者所得の回復が支えとなり、景気は回復軌道に戻るとの予想もあります。
一方、農業環境は、生産者がコスト削減努力を重ねているにもかかわらず、米の消費が伸び悩み、大量の繰越在庫が追い打ちをかけたことから米価が大きく下落し、農家・営農組織の収入減は深刻な事態となっています。また、JAグループが一体となって国会決議の厳守と、国民的コンセンサスを得るための情報開示の徹底を訴え続けているTPPについても年内合意には至らず、不透明なままで越年しました。
本年は、こうした厳しい経済情勢、農業環境がJA経営に大きく影響を及ぼすのではないかと懸念されますが、農家組合員を支え、農業とくらしを守るという農協の使命を十分に認識し、各事業に取り組んでまいります。
基本目標には、昨年の通常総代会で決議された「元気な農業」「活力ある地域とくらし」「組織・経営基盤の強化」を柱に掲げ、安全で安心な農畜産物の生産と販売、担い手経営体の育成、農家所得の向上対策、傘下組織の活性化を中心に、地域に根ざした事業展開を図り、当組合の経営理念「組合員・地域住民との絆を大切に、夢と活力に満ちた信頼されるJAづくり」を進めます。
本年が皆さまにとって素晴らしい一年となりますようご祈念申し上げますとともに、皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。